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  • ichikawavet

触る事の大切さ


こんにちは院長の川崎です。今日は時たまあるケースのお話。

①飼主さま「最近おしっこの様子が変なんです。」 どれどれまずお腹の超音波をみて尿検査を... そんなときまずおしっこが残っているかお腹を探ってみます。 僕「...あれ? 皮膚の表面にしこりがありますね。」

②飼主さま「今日はワクチンをお願いします。最近良く食べてお腹がでてきたんですよ。」 僕「確かに体重増えてますね。お腹もでてますし。」 なんか真ん中だけ妙に大きいな?  「すこし超音波あててみますね。 ...んっ?」

①は猫ちゃんの乳腺癌 ②はワンちゃんの脾臓のリンパ腫 ともに悪性の腫瘍です。

共通することは病気について飼主さまが認識していないこと。 会話の中や診察の流れでたまたま発見されたことです。 別の疾患で来院された場合などは見つからないこともありえます。

病気の早期発見の為にも、普段からとにかく触って、色々とみてあげてください。 あまりにかしこまってムニュムニュと触り続けていると飽きて嫌がって しまいます。なでたり、マッサージしながらこっそり探ってあげてください。 こと触診に関して言えば、一番の名医は飼い主様です。触る頻度、触っている時間が違いますし、触った時のリアクションがいつもと違うかも?と言った事も、我々病院スタッフには中々わかりません。

その為には、実際病気が心配になる中高齢になる前から慣れさせておくことが大事です。 小さい頃からご褒美をあげたり褒めたりして触ることになれさせておくとよいです。 耳や目、口も触れるようにしておくと色々と早めに発見したり、実際治療するとき に取り組みやすくなります。

触って分かる部分、分からない部分もあります。中高齢に達したら 血液検査やレントゲンなど健康診断を定期的に行っておくこともおすすめします。

なにか心配ごとがあれば動物病院にご相談くださいね

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